ニッセツのファシリティ・モニタリングの特長

• 温度と湿度の管理

  • 温度モニタリング
    サーバールーム内の温度が高すぎると、機器の過熱や故障を引き起こすリスクがあります。理想的な温度は一般的に18°Cから27°Cです。
  • 湿度モニタリング
    過度の湿度は結露や錆の原因となり、逆に湿度が低すぎると静電気が発生しやすくなります。推奨される湿度は40%から60%の範囲です。

  温度と湿度の管理

  

• 電力監視

  • 電力消費量
    サーバーや冷却システムが正常に動作しているかを確認するために、電力の使用状況をモニタリングします。
  • 異常な消費増加は、システムの負荷増大や機器の異常を示す可能性があります。
  • UPS（無停電電源装置）とバッテリー状態: 停電時に備えてUPSの状態を監視し、バッテリーの寿命や稼働状況を確認します。
  • 発電機とバックアップ電源: 長時間の停電時に稼働する発電機の定期点検と、燃料の残量をチェックします。

  電力監視

  

• 冷却システムの監視

  • 空調設備の状態
    空調システムが正常に動作しているかを確認し、温度や冷却の効果を常に監視します。
  • 気流の最適化
    冷却効果を最大限にするために、サーバールーム内の気流が適切に管理されているか確認します。
  • ホットアイル/コールドアイルのレイアウトが効果的に機能しているかもモニタリングポイントです。

  冷却システムの監視

  

• セキュリティ監視

  • アクセス制御
    サーバールームへの物理的なアクセスを監視するためのセキュリティシステム（ICカードや生体認証など）が正常に機能しているか確認します。
  • 監視カメラ
    サーバールーム内外に設置された監視カメラの映像を常にチェックし、異常なアクセスや侵入を監視します。アラームシステム: 不正なアクセスや火災、浸水などのリスクに備えたアラームシステムの状態を定期的に確認します。

  セキュリティ監視

  

• 火災防止システムの監視

  • 煙検知器と熱感知器
    火災の早期検知を行うための装置が正しく動作しているか確認します。
  • 消火システムの点検
    ガス消火システムやスプリンクラーなどの消火システムの稼働状況とメンテナンスの状況を定期的にチェックします。

  火災防止システムの監視

  

• ケーブル管理

  • 配線の健全性確認
    ネットワークケーブルや電源ケーブルの状態を定期的に確認し、損傷や劣化がないかをチェックします。
  • パッチパネルとスイッチ管理
    パッチパネルやスイッチのポート使用率やステータスをモニタリングし、過負荷やポートの障害が発生していないかを確認します。

  ケーブル管理

  

• 振動・地震センサー

  • 動検知
    サーバールーム内のラックや機器に影響を与える振動や地震を検知するセンサーを導入し、異常があればアラートが発生する仕組みを構築します。
  • 耐震対策の確認
    ラックやサーバーの固定状態が適切であるかを確認し、地震などのリスクに備えた設備点検を行います。

  振動・地震センサー

  

• ネットワーク監視

  • 帯域幅とトラフィック管理
    サーバールーム内のネットワークが正常に稼働しているか、トラフィックや帯域幅の使用状況をリアルタイムでモニタリングします。
  • スイッチ・ルータの稼働状況
    ネットワーク機器が正常に動作しているか、ポートやリンクの状態、障害やエラーの発生を監視します。

  ネットワーク監視

  

• アラートと自動化対応

  • リアルタイムアラート
    上記の監視項目に異常が発生した場合、リアルタイムで管理者に通知が届くアラートシステムを構築します。
  • 自動化対応
    一部のシステムにおいて、異常を検知した際に自動的に対応が取れるように設定します。例えば、空調設備が故障した場合にバックアップシステムが作動するなど。

  アラートと自動化対応