ニッセツの流儀

流儀 01

「にんげんだもの」 ヒューマンエラーと信頼

失敗をしない人間なんていない。人は誰でもミスをするし、予期せぬトラブルに直面することもある。重要なのは、失敗をどう受け止め、次にどう活かすかが重要だと思っている。

入社したてのころは、右も左もわからずに大きなミスを犯してしまったことがある。 あれは入社してすぐ、初めての現場。操作方法が分からず、お客様の設備を壊してしまったことがある。真っ青になり上司に電話。慌ててかけつけた上司が事の収拾にあたってくれた。私と一緒にお客様に平謝りしてくれた上司は、震えが止まらない私に「まぁ、”にんげんだもの”、ミスもすることもあるさ」と私を責めなかった。あのときのことが今でも忘れられない。

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上司と共に冷や汗をかきながら謝罪をしながら「もう二度とこんなことは起こさないようにしなくては」と心に誓った。わたしにできたのは、ただ正直に謝罪し、同じミスを繰り返さないために何ができるかを考えることしかなかったのだ。ネットワークインフラを扱う私たちの作業では細かいミスも許されないプレッシャーがある。あのときの経験があるからこそ、小さな確認も怠らない。確認その姿勢が信頼につながり、強みになっていると思う。

それでも工事をやるのは「人間」だ。ヒューマンエラーは起こる。「起こる」と思っているからこそ、細心の注意を払い、ダブルチェック、トリプルチェックを行い、ミスの予防に努めることができるのだ。

そんな冷や汗ものの失敗をしながら一歩一歩進んできて、気づけば四半世紀が過ぎていた。気の置けない同僚、よいお客様、親切な業者の方々に恵まれてなんとか今までやってきた。

千里の道も一歩から。トラブルやミスがあってもそれを正直に受け止め、次につなげる姿勢こそが、信頼を築いてきた秘訣だと振り返ってみて思う。

「にんげんだもの」というあのときの上司に救われたわたしは、今もニッセツで千里の道を歩み続ける。

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