IT免震ソリューション

システムの24時間/365日安定した運用を行うには、企業の災害対策が必要になります。ニッセツIT免震ソリューションは、突然起こりうる災害に対し、人命を尊重するとともに企業の大切な情報を守り、ビジネスを止めることなく継続して業務を運営することができます。

免震の原理

IT免震ソリューションの機器免震、ゾーン免震タイプは、地震の加速度をほどんど伝えないように、その形状を最適に調整したレールです。このレールの上に支持された物体は、レールの曲率半径と同じ長さの紐につり下げられた振り子と同じ動きになりますので、地震が来ても空間に停止していてほとんど動きません。しかも振り子と同じで、この性能は物体の動きとまったく関係がありません。

減衰力

車輪とレールの抵抗により水平方向の揺れを抑えている為、減衰力は重力に比例し、積載荷重が変化しても免震効果は変わりません。

偏心荷重

XYのニ方向レールにより、軌跡が固定されている為、積載物の位置にかかわらず免震効果を発揮します。

復元力

レール面の傾斜により、重力で自動的に原点へ復帰します。特定の周期を持たない為、あらゆる地震波に対応できます。

保守

シンプルな構造の為、ダンパーやストッパー、感震器を必要としません。減衰力、復元力のチェックも容易です。

耐震と免震の違い

耐震の場合、ラックをフリーアクセスフロア、架台、床などにアンカーで固定するのでラック転倒は防止できますが、衝撃が増幅し、情報機器が壊れたりラックが変形してしまうという可能性があります。IT免震ソリューションの機器免震、ゾーン免震タイプは、上下2枚の金属板に車輪とレールを設け、地震を重力、摩擦のみで吸収します。積載物の置く位置を変えても免震効果は一定であり、積載物の重量が変わっても調整の必要はありません。(積載荷重は0kg~最大2トンまで)また、性能維持の為のメンテナンスが不要ですので、ランニングコストが一切かかりません。




比較実証実験

加振条件:阪神淡路大震災のJMA神戸波X、Y、Z方向3軸同時加振

【耐震実験】

●応答加速度:3315gal
●加振加速度:768gal

地震の衝撃で全体にも塑性変形ねじれが生じ、 この時の最上部の加速度は6086galでした。

【免震TCR実験】

●応答加速度:162gal
●加振加速度:770gal

免震付き実験では何も異常は発生しませんでした。この比較実験により耐震固定に比べ、ラック内の揺れはおよそ1/8~1/10に低減します。

<免新装置振動実験ムービー>

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